「相談したいことがある」という連絡が来るのは、たいていプロジェクトが動き出してからだ。
状況を聞き、図面や資料を見せてもらいながら、もう少し早い段階で話せていたら、スケジュールもコストも、もう少し違う選択肢があったかもしれない、といつも考える。
後から入ったプロジェクトには、何がどこまで決まっているのか、誰が何を把握しているのか
現状を正確に把握することから始めなければならない。
法規の制約、事業収支の前提、関係者それぞれの思惑。それらが整理されないまま設計に入ると、後になって必ず歪みが出る。
確認が抜け落ちた法規の解釈、想定されていなかったバックオフィスの面積、「振り出しに戻る」というあるいは「堂々巡り」の正体の多くの原因は、企画段階の話だ。
最初にクライアントと共通のビジョンが持てなかったPJの多くは、
コストやスケジュールが厳しくなった局面で、そのビジョンは静かに削られていく。
そしてそれが、そのプロジェクトにとって本来いちばん大切なものだtたりもする、、、
だからこそ、企画段階でステークホルダーの目線を揃えておくことが、プロジェクトの価値を守ることになる。
